【 MMCP ColdFusion MX 上級開発者資格 橋本 晴子 】
ColdFusionとは、アドビが開発・販売を行っているWebアプリケーションサーバーです。実際に毎日使用している開発者の立場からご紹介したいと思います。
私がColdFusionと初めて出合ったのは、2000年頃のことです。子供が幼稚園に入園しほっと一息。仕事を探していた時期でした。まず仕事に役立つ技術を身につけたい。でも時間は少ない。1日でも早くブランクを埋めたい!そんな時に偶然にも出会ったのがColdFusionだったのです。
HTMLとSQLの知識があれば、3日で習得できる!と乗せられて、一気にのめり込んで行きました。 ColdFusion・HTML・SQL、Web全般、なにもかも同時進行で必死に勉強しました。その甲斐あってか1年も経たぬ内に、 ColdFusionシステムで構築したWebサイトを手がけ、しかもその当時に制作したサイトは今でも活用されているのです。
なぜそんなに早く夢が実現できたのか・・・そこには大きな秘密があります。
秘密・・・それはColdFusionのタグにあります。 ColdFusionはWeb専用に開発された為、Webで必要な機能がタグとして取り揃えてあるのです。他の言語ではガリガリと何行もコードを記述しなければならない場合も、タグ1つで済んでしまうので、習得・開発がとても早いのです。
さらに最近実感しているのはメンテナンスにおける効果です。
他人が書いたコードでも(自分で書いたものも時間が経つとうろ覚えに・・・)、タグを使用している為、プログラマーのくせや、スキルのバラツキが生まれにくく、非常に見やすいのです。コード解析が早く、柔軟ですばやい対応はWebにとって非常に重要です。気持ちの面でもメンテが苦になりません。
では、実際にColdFusionタグ(CFML)を少しご紹介しましょう。
<cfmail to="宛先" from="差出人" subject="件名" server="サーバー名">メール本文</cfmail>
メール受信タグ<cfpop>もあります。
<cfquery >select * from table</cfquery>
SQL文をタグで囲むだけ!
<CFCHART format="flash" >
FLASHのグラフが表示されます。jpeg・pngも選べます。グラフの種類も豊富。データベースの内容を動的に表現できます。
<cflogin> <cflogout>
ログインのしくみに対応したタグも揃っています。
ご覧の通り、タグで記述していくので、HTMLを知っていれば、その延長線上で学んで行ける事がおわかりになると思います。簡単そうでしょう?本当に簡単なんですよ。やりたい事がすぐできるのです。
ColdFusionにはもう一つ、強力な武器があります。それは、同じアドビ製品であるFLASHと非常に相性が良い、という事です。 データベース処理やメール送信などサーバー側の処理はColdFusionで設計。インターフェースはFLASH。両者のデータ受け渡しはリモーティング(Remoting)で行います。
FLASHのコンテンツ開発をされる方は非常に多いですが、 Remotingを利用されている方は意外に少ないのではないでしょうか。 RemotingはAMFという専用のプロトコルを使用し、サーバー側とFLASHを結ぶ技術です。最適化されている為、XMLなどより早くやりとりができます。クエリーや配列もそのまま受け渡しできます。
またオープンソースでRemotingと同じ機能を実現しているものもありますが、公式なものはアドビ純正のものしかありません。
商用ベースでは保障の問題から純正を求められる事が多いですが、 ColdFusionには、はじめからRemotingが備わっており、別途購入する必要がありません。FLASHコンテンツのバックエンドにColdFusionを採用する事は、こういった観点からも価値があると感じています。
今まで述べてきた利点から、私達は数あるWebアプリケーションからColdFusionを採用しています。ビジネスとして耐えうる高品質なWebサイトを、少人数・短時間で、コスト削減を実現してこられたのは、 ColdFusionに出会えたお陰!と日々感謝しております。