リモートワークの孤独・不安をやわらげよう!私たちの工夫
部下は何を不安に思ってる?
リモートワークの不安に関して、カオナビが実施した調査結果が、興味深い内容となっていました。
相手の顔が見えないリモートワーク。
上司も心配でしょうが、部下も、気にしてるんですね。
自分はサボってると思われていないか?
自分の仕事の質や生産性は期待に応えられているか?
漠然とした不安の正体は?
20年間リモートワークをしている私たちも、やはり同じように不安になることがあります。
お客様のチームの一員として働いているので、期待に答えらているのかは、常に気になるところ。
具体的に指摘されなくても、漠然と不安になるものです。
仕事内容を大きく2つに分けると
- 新しい仕事
- やったことがある仕事
「新しい仕事」については、うまく行かなくても、周りから理解を得やすいです。
「やったことがある仕事」が、スムーズにできないとストレスを感じます。
「理解力が低い」って思われてるんじゃないか。
「いつまでたっても仕事が遅い」って思われてるんじゃないか。
なんだか自分に自信がどんどんなくなって、
漠然とした不安に、じわじわ追い詰められていく・・・
あくまでも自分の想像なんですけどね。
実際に相手がどう思ってるかは、聞いてみないとわかりません。
スキルUPしたいなら、勉強するしかない!
技術や知識への不安なら、勉強することで解決していけるはず!
問題は、自分のできる範囲で、何を、どのように勉強したら良いのか?
試験勉強なら、過去問を解くのが効率的。
だったら、「過去にやったことのある仕事」を学び直したら良いのでは?
という発想が浮かびました。
過去の仕事を、思い出して、まとめなおして、しっかり自分のものにする。
一人ではモチベーションが保てないので、
社員全員(5人)で、1週間ごとに、順番に発表することにしました。
昼休みの20分を使って、業務にも、仕事外の時間にも影響が出ないようにしました。
勉強会なんて大げさなものではなく、
ネタがなければ、最近自分が書いたコードを紹介するだけでも良いことにしました。
まとめ勉強会「スキルシェア」
お互いのスキルを共有しあう、という意味で、
自分たちのまとめ勉強会のことを、「スキルシェア」と呼ぶことにしました。
タイトルはこんな感じです。
- 企業経理における配賦処理とは?
- アカウント管理機能について
- a-blogとkintone連携、拡張アプリについて
- プロジェクト連携システムについて
- LINEビジネス
- SQLネタ集
- DataSpiderのREST接続
- メールマーケティング
- WordPressカスタマイズ
実際にやってみた感想
- スライドを使った事がなかったので、勉強になった。
- 自分の考えが整理できた。
- 少し前のことを思い出すことで、バラバラになっていた情報を整理できた。
- 知識が定着した気がする。
- 内容を全然知らない人に伝える為に、そもそもこの仕事はなんの為に必要なのか?を考えるようになった。
- 自分の作業内容からプロジェクトの全体像を想像することで、バランスのよい視点で見直せる機会になった。
- 人の話を聞くことで、お互いの仕事内の理解が進んだ。
- 自分の仕事と、他メンバーの仕事が実はつながっている事がわかった。
- 話に聞いていた内容が、あとで自分の仕事にも関連するようになった。
- もしかしたら、自分の仕事にも関係するかもしれない、と興味を持って聞ける。
- 定期的にプレゼンするので、ネタを考える新しい目標ができた。
- 伝えたいことは何か、分かりやすく伝えるにはどうしたらよいか、考えるようになった。
- 資料づくりやプレゼンは普段やらない事なので、やってよかった!
ちょうど良い「アウトプットの場」
勉強会でもなく、3分間スピーチでもなく、自分の仕事の内容をまとめてプレゼンする、というのが、
私たちにとって、ちょうど良い「アウトプットの場」になっています。
自分の頭の中が整理され、知識が定着するだけでなく、
メンバー同士の相互理解がぐっと深まりました。
リモートワークだからこそ、「安心して長く働ける」を大切にしていきたいと思っています。